厚生労働省では9月10日〜16日を自殺予防週間と定めています。
また過去にステージタイガーが松原市で上演した「エアードロップ」「SWITCH」といった作品たちは、毎年3月の自殺対策強化月間に「自殺予防」をテーマとして松原市と共につくりあげた公演であり、多くの方に観てもらうために松原市YouTubeチャンネルにて全編無料公開しています。
ステージタイガーはこの自殺予防週間の折に改めてこれらの作品に触れていただき、身近なひとへ寄り添うきっかけとなれればと思います。
「エアードロップ」「SWITCH」の感想をSNSで投稿してください。
Twitter及びInstagramにて両公演の舞台写真を公開しております。
この機会に舞台写真の画像転載を可能とさせていただきます。ご感想の投稿にぜひご利用ください。
また投稿の際は #タイガードロップ もしくは #タイガースイッチ、ならびに#ゲートキーパー のハッシュタグをつけていただけると幸いです。
詳しくはステージタイガーTwitterおよびInstagramアカウントをご覧ください。
ステージタイガー「エアードロップ」
【あらすじ】
高校教師・西原蓮は、突然仕事を辞め音信不通となった兄・和巳を探していた。
そしてコンビニもカフェもない大自然の限界集落に、和巳が暮らす小さなシェアハウスを発見する。
住人は社会に「生きづらさ」を感じて都会から逃げ出してきた若者達ばかり。
お互いを尊重し合いながら、無理に働かず、のんびりとした自給自足の生活を送っていた。
蓮は和巳を連れ戻そうと必死に説得を試みるが…そんな時、
シェアハウス共用のパソコン画面に自殺に関する検索履歴が発見される。
騒然とする住人達。その書き込みしたのは住人の誰なのか、それともー。
ステージタイガー「SWITCH」
【あらすじ】
曇天。
進学校として有名な松沢高校の放課後。とある教室では教員達が、悩んでいる人に気づき
声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ見守る人=『ゲートキーパー』についての研修を受けていた。
その休憩時間。教員たちの心には、先日屋上で発生した
飛び降り未遂事件が影を落とし、答えの見つからない問題に頭を悩ませていた。
一方、演劇部の部室では、生徒会との合同公演の稽古が進められていた。
演劇部では、先日行われた大会での敗退から、部内での人間関係がぎこちなくなっていた。
恋愛禁止を規則を破る部員。休みがちな部長。その空気に馴染めない生徒会。
教員も生徒たちも、互いに歩み寄ろうとするも、うまく噛み合わない。
降り始めた雨。
久しぶりに顔を見せた部長と、少しずつ距離を縮めながら稽古を進めていくも、
ひょんなきっかけから衝突し、部長は外に飛び出していってしまう。
そんな時、教員たちの元にも不穏な知らせが。
鍵も変え厳重に管理していたはずの屋上の鍵が開いている…
同じ学校の2つの風景。大人と子ども。先生と生徒。
姉と妹。人と人。相反する2つが交差し、流れていく物語。
降り続く雨は彼ら、 彼女らの心を洗い流してくれるのか。